これはハッブル宇宙望遠鏡を用いて、極めて長時間の露光をかけて撮影した遠方銀河の写真です。写真に写っている天体は全て銀河で、一番遠いものは80億光年もの彼方に位置しています。このような極めて遠方の銀河は合体衝突の過程にあるものが多く、銀河の進化過程を研究する上で大きなヒントを科学者に与えてくれます。
NASAが毎日更新している Astronomy Picture of the Day (APOD) に簡単な日本語の解説を加えて紹介しているAPODのファンページです。1995年6月の本家サイト運営開始日に遡って「古い写真から順番に」紹介していますので最新のAPODとは少し違った楽しみ方ができると思います。随時更新。オリジナルページは、こちら⇛http://apod.nasa.gov/apod/astropix.html
1995年9月7日木曜日
ハッブル宇宙望遠鏡が捕らえた遠方銀河
これはハッブル宇宙望遠鏡を用いて、極めて長時間の露光をかけて撮影した遠方銀河の写真です。写真に写っている天体は全て銀河で、一番遠いものは80億光年もの彼方に位置しています。このような極めて遠方の銀河は合体衝突の過程にあるものが多く、銀河の進化過程を研究する上で大きなヒントを科学者に与えてくれます。
1995年9月6日水曜日
木星の衛星カリスト
木星の衛星カリストの表面には、激しい隕石の衝突によって出来たクレーターが無数に存在しています。1610年に、ガリレオはイオ、エウロパ、ガニメデ、カリストの4つの衛星(ガリレオ衛星)を発見していますが、この中でもカリストの表面は特にデコボコしていることで有名です。
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1995年9月5日火曜日
木星の衛星エウロパ
木星の衛星エウロパの地下には、太陽系に地球以外で唯一液体の水(海)が存在すると考えられています。想定される海の深さは約50キロメートルです。エウロパの海は、地球外生命が存在する可能性のある場所として期待されています。
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1995年9月4日月曜日
地震の多発する世界、ガニメデ
木星の最大の衛星で、なおかつ太陽系で最大の衛星でもあるガニメデは、地震が多発する衛星として知られています。ボイジャー衛星が取得したデータを解析した結果、地球のプレートテクトニクスと同様に、表層が活発に動いていることがわかりました。
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1995年9月3日日曜日
クレメンタイン衛星から撮影された月
この写真は1994年にクレメンタイン衛星が撮影した月の画像をつなぎ合わせたものです。クレメンタイン衛星は、月の裏側まで撮影しましたが、この合成写真では、地球から見えるの部分のみが写っています。月の自転周期(28日)は月が地球の周りを公転する周期と同じであるため、常に一定の面を地球に向けています。
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1995年9月2日土曜日
高温ガスと暗黒物質
可視光で撮影した銀河団の写真の上に、ROSAT衛星で撮影されたX線写真を重ねた画像です。X線の成分は紫色で表示されています。この画像から、高温のガスが銀河団にトラップされている様子がわかります。後に行われた解析で、銀河団に属する銀河の重力だけでは、高温ガスをこのように一定の場所に捕らえておくには不十分であることがわかりました。つまりこの写真は、暗黒物質(ダークマター)が宇宙に存在していることを間接的に示していることになります。ダークマターの正体は、現在でもなお未解明の現代物理学上の大問題です。
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1995年9月1日金曜日
スブラマニアン・チャンドラセカール(1910-1995)
チャンドラセカールは現代を代表する理論天体物理学者の1人です。チャンドラセカールの理論的考察には、見事なまでの数学的な正確さと物理的な深い考察が同居しており、彼の著書や論文は現在でも多くの学生や研究者の模範となっています。チャンドラセカールの大きな業績の1つは、全ての星が白色矮星になるわけではないことを見出したことです。ある質量以上の星は、白色矮星の状態を超えてさらに崩壊を続けることをチャンドラセカールは見出しました。この限界質量は、今日ではチャンドラセカール質量と呼ばれています。
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