1996年3月15日金曜日

マクマス・ピアース太陽観測所


手前に見えるシルエットのような奇妙な建物には、世界最大級の3つの太陽望遠鏡が設置されています。アリゾナ州キットピークにあるマクマス・ピアース望遠鏡は、直径1.6m、鏡だけの望遠鏡です。明るい太陽光を集めるとオーバーヒートしてしまうため、この望遠鏡にはレンズがありません。日の出の写真の奥に見えるのは、月と金星です。この望遠鏡は、太陽の構造の解明、太陽コロナの原因の研究、太陽黒点や太陽フレアの監視、太陽近くの明るい惑星や彗星の観測など、さまざまな研究に使われています。また、地球の大気中に含まれるオゾンやフロンなどの監視にも役立っています。
(翻訳:2023/2/3)


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