この3月19日の百武彗星の疑似カラー画像は、最も高性能な地上望遠鏡によって、彗星の核の周囲を捉えたものです。彗星の核は、ここでは直接見えていませんが、おそらく10kmにも満たない固い氷のようなものです。この画像は、核を取り巻くコマの明るさが不規則であることを、初めて明らかにしたものです。イオン・テールの始点は、核から約1000kmのところで、右側から発せられる明るい部分として見えています。彗星の距離からすると、ここに写っている視野全体は、ほぼ地球と同じ大きさです。今夜は晴れれば百武彗星もよく見えるかもしれませんね。
(翻訳:2023/2/7)
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