1995年9月1日金曜日

スブラマニアン・チャンドラセカール(1910-1995)


チャンドラセカールは現代を代表する理論天体物理学者の1人です。チャンドラセカールの理論的考察には、見事なまでの数学的な正確さと物理的な深い考察が同居しており、彼の著書や論文は現在でも多くの学生や研究者の模範となっています。チャンドラセカールの大きな業績の1つは、全ての星が白色矮星になるわけではないことを見出したことです。ある質量以上の星は、白色矮星の状態を超えてさらに崩壊を続けることをチャンドラセカールは見出しました。この限界質量は、今日ではチャンドラセカール質量と呼ばれています。

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