1995年12月14日木曜日

アトラス・セントールロケットの打ち上げ


アトラス・セントールロケットは、75回以上の無人宇宙ミッションを成功させました。これらのミッションには、月面に軟着陸した最初の車両であるサーベイヤー探査機、木星と土星でのフライバイに成功したパイオニア10号、人工物として初めて太陽系から脱出したパイオニア11号、火星に着陸したバイキング探査機等の打ち上げが含まれます。アトラス・セントールロケットはロッキード・マーティン社が製造しました。
(執筆:2019/7/15)

関連記事

1995年12月13日水曜日

デルタロケットの打ち上げ


上の写真は、1988年に行われたデルタロケットの打ち上げの様子です。デルタロケットは、1960年以来200回以上の打ち上げに成功しています。これまでデルタロケットによってIUE、COBE、LAGEOS‐I、ROSAT、EUVE等の科学衛星、インマルサット等の商業用衛星が軌道に投入されてきました。デルタロケットは、NASAとの協力のもとマクドネル・ダグラス社によって製造されました。
(執筆:2019/7/15)

関連記事

1995年12月12日火曜日

環状惑星状星雲 Shapley 1


上の写真のような面白い形をした星雲は、太陽程度の質量を持った恒星の進化が進み、恒星内部での核融合が終了した後に現れます。恒星内部の核融合が終了すると、星の中心には白色矮星と呼ばれる密度の高い小さな天体が形成されます。その一方で、外側の大気層は宇宙空間に放出され、上の写真のような星雲となります。このような太陽程度の質量の星の進化の最末期に形成される星雲は、惑星状星雲と呼ばれています。上の写真の惑星状星雲は、有名な天文学者であるHarlow ShapleyにちなんでShapley1と呼ばれています。Shapley1は綺麗な環状構造を示す惑星状星雲ですが、一般的には環状以外にも様々な形状の惑星状星雲が知られています。
(執筆:2019/7/15)

関連記事

1995年12月11日月曜日

奇妙な惑星状星雲 NGC5189


太陽程度の質量を持つ恒星の進化が進み、星内部での核融合が停止すると、星の中心部分が凝縮して白色矮星と呼ばれる小さな星が出来上がります。その一方で、星の大気の外側の層は宇宙空間に放出され、惑星状星雲と呼ばれる星雲を形成します。この惑星状星雲には、非常に奇妙で無秩序な構造をしめすものが多く存在します。上の写真のNGC5189もその一つです。NGC5189の中には、膨張するガスの輪が存在すると考えられていますが、惑星状星雲がそのような形態でガスを放出するメカニズムは未だに正確には理解されていません。
(執筆:2019/7/14)

関連記事

1995年12月10日日曜日

アポロ14号によるALSEPの設置


アポロ14号の月着陸船が月面に着陸した後、アラン・シェパードとエドガー・ミッチェル両宇宙飛行士は、月面探査用の機材(ALSEP)を設置し、付き表面の物質のサンプルを採取しました。ALSEPには、わずかな月面の動きにも敏感に反応する地震計や、太陽風を測定する荷電粒子検出器が含まれていました。地震計は月に衝突する月の揺れや流星と解釈される地表の揺れの測定に成功し、太陽風の測定実験ではアルゴンを検出しました。ALSEPを用いた実験・観測は、我々人類の月の内部構造と磁場についての理解を深めました。この写真は、シェパード宇宙飛行士が月面ににハンマーで計測用のチューブを打ち込んでいるところです。
(執筆:2019/7/14)

関連記事

1995年12月9日土曜日

月面に降り立ったアポロ14号


1971年2月、アポロ14号の月着陸船は月面に降り立ちました。ステュアート・ルーサ宇宙飛行士が軌道上の指揮モジュールを操縦している間に、アラン・シェパードとエドガー・ミッチェル両宇宙飛行士が月面を歩きました。失敗に終わったアポロ13号のミッションからわずか数ヵ月後に打ち上げられたアポロ14号は、長時間の月面歩行、クレーターからの岩石サンプルの採取、月面実験装置の設置とう多くの成果を残しました。
(執筆:2019/7/13)

関連記事

1995年12月8日金曜日

木星への降下


1995年12月7日の米国東部標準時5:00PM頃、ガリレオ衛星に搭載された降下探査機が木星の大気圏に突入しました。上の写真は、イラストレーターによって再現された探査機の降下中の様子です。炎に包まれながら落下する降下探査機、降下速度を緩めるための直径8フィートのパラシュート、探査機を放出した後のオービター等が描かれています。降下中、探査機は雷に遭遇したと考えられており、その様子もイラストの中に見て取れます。最終的に、この探査機は役目を終えた後、木星大気の熱によって蒸発したと考えられています。
(執筆:2019/7/13)

関連記事