私達が火星表面に降り立ったとしたら、そこにはどの様な景色が広がっているのでしょうか? 1976年に行われたバイキング計画による火星の探査で、人類はこの問に対する答えを得ました。上の写真は、バイキング1号が撮影した火星表面の景色です。この写真は「火星の午後」にあたる時間帯に撮影されました。全体的に風景が赤っぽく見えるのは、土壌中に豊富に含まれる鉄の色です。残念ながらバイキング1号の写真には火星人のような生命体は写っていませんでした。しかし、この写真には映らないような微生物のような小さな生命が存在するのではないかと推測する研究者もいます。
(執筆:2019/8/26)