この写真は、1994年にスペースシャトル・エンデバー号に搭載されたレーダーによって作成されたアメリカ合衆国カリフォルニア州のライナー山近辺の様子です。レーダーは、受信機と送信機から構成された装置で、主に遠方の物体の表面の形態などを調べるために用いられます。レーダー探査では、送信機から電波を発射し、物体にあたって帰ってきた電波を解析することで遠方物体までの距離や遠方物体の形態などを探ります。レーダー技術を用いると、雲に隠れた地形も正確に読み取ることができます。この写真は地球のものですが、90年代にはマゼラン探査機によって、厚い雲に覆われた金星の表面がレーダー技術によって探査されました。