米航空宇宙局 (NASA) の探査機『ボイジャー2号』は、1986年に天王星とその衛星の近辺を通過しました。ボイジャー2号の探査では、天王星本体の表面にはあまり目立った特徴は発見されませんでしたが、その一方で天王星の最も内側にある大きな衛星「ミランダ」の表面には、いくつかの興味深い特徴が見られました。ミランダは1948年にヘラルド・カイパーによって発見された衛星で、氷と岩がほぼ同じ割合で混ざってできています。ボイジャー2号が撮影した上の写真には、ミランダ表面の険しい地形が鮮明にとらえられています。
(執筆:2019/7/18)