1995年10月18日水曜日

土星の嵐


土星は太陽系で2番目に大きな惑星で、特徴的なリングを伴っていることで有名です。この写真は1994年にハッブル宇宙望遠鏡によって撮影されました。異なる波長で撮影された写真を合成することで、カラーを作り出しています。土星の表面(中心近く)に白い模様が見えていますが、これは土星大気の中で発達した嵐(台風)です。土星大気の主な成分は水素とヘリウムですが、白く見えている嵐の部分にはアンモニアの氷の結晶が舞い上がっています。嵐の大きさは写真では小さく見えますが、実際の大きさは地球の直径ほどもあります。

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