1995年10月28日土曜日

再利用可能ロケットDC-X


従来のロケット打ち上げ技術では、多段式のロケットを数回に渡って切り離しながら軌道に到達していました。このイラストに描かれているロケットは、多段式ではなく、打ち上げ時の形態のまま軌道に到達し、さらにそのまま戻ってくる事ができる、完全再利用可能型のロケット「DC-X」です。DC-Xは現時点ではまだ実験機で、機体の重量が重すぎるため、実際に軌道に打ち上げて帰還させることはできません。しかし、1993年8月の実験開始以降、通常のロケットと同様の打ち上げ、空中でのホバーリング、機首を上に向けた状態での垂直着陸などに成功しています。将来的に完全再利用できるロケットが実用化できれば、宇宙開発費用の劇的なコストダウンにつながるものと期待されています。

関連記事