ディオネは1684年にジョヴァンニ・カッシーニによって発見された土星の衛星で、表面に筋状に伸びた明るい構造が見られることで知られています。上の写真で白く写っていいる部分が有名な筋状構造です。この筋状構造はクレーターをかき消すように存在していることからクレーターが形成された時期よりも後に形成されたと考えられています。ディオネの表面は氷で覆われていますが、比較的平均密度が大きいことから内部には相当量の岩石も存在すると推定されています。ディオネが土星の周りを公転している軌道上には面白いことにもう一つヘレーネという名前の別の衛星が存在しています。