レアは土星の衛星の中でタイタンに次いで2番めに大きな衛星です。タイタンには大気が存在するので、大気の存在しない衛星としてはレアが土星の衛星の中で最大ということになります。レアの成分は主に氷ですが中心部分には岩石からなる小さな芯が存在すると考えられています。レアは地球の月のように、自転周期と公転周期が一致しているため、土星に常に同じ面を向けています。したがって、公転運動において、レアは進行方向にいつも同じ面を向けています。興味深いことに進行方向に当たる面には進行方向に対して逆側の面に比べてより多くのクレーターが存在することが知られています。この写真は1980年にボイジャー1号によって撮影されました。