コンサートホール等で「レーザー光線」を用いた綺麗な演出が行われることがありますが、実は宇宙でも「自然の壮大なレーザーショー」を見ることができるのです。1996年の1月10日、ミネソタ大学のデビッドソン博士とルント大学のヨハンソン博士は、エータ・カリーナという名前の変光星が、紫外線域にある特定の波長で強い光を出しており、それがおそらく「レーザー光線」であると発表しました。上のイラストは、エータ・カリーナがレーザー光線を出している様子を描いた想像図です。今回の発見は紫外線域での話ですが、エータ・カリーナは紫外線レーザー以外にも、赤外線やマイクロ波の波長でもレーザー光線を放射していると考えられています。
(執筆:2019/7/24)