太陽と似た星の周りには、地球と似た惑星が存在するのでしょうか? 天文学者が長い間追い求めてきたこの問に対して、最初の答えが出たのは1995年のことでした。上の図は、1995年から1996年にかけて発見された、惑星を持つ4つの主系列星(太陽系、51 Peg、70 Vir、47 UMa)について、それぞれの惑星の特性を視覚的にまとめたものです。70 Vir、47 UMa の2つのケースは、ジェフリー・マーシー氏とポール・バトラー氏が率いる研究チームが行っている大規模な系外惑星探査プロジェクトの中で発見されました。70 Vir、47 UMa の2つのケースでは、発見された惑星が、液体の水が存在できる温度範囲に存在するため、生命の発達に適した条件を備えている可能性があると研究者たちは期待しています。
(執筆:2019/8/17)