惑星状星雲 MyCn18は、その形状が砂時計に似ていることから「砂時計星雲」と呼ばれています。太陽程度の質量の星の進化が進み、星の内部での核融合が終了に近づくと、星の外層のガスが星間空間へと放出されます。そして、放出されたガスや塵は惑星状星雲を形成し、中心には白色矮星と呼ばれる高密度でコンパクトな星が残ります。この惑星状星雲 MyCn18の写真はハッブル宇宙望遠鏡によって撮影されました。写真の色はガスを構成する元素を表しており、赤が窒素、緑色が水素、青色が酸素に対応しています。
(執筆:2019/7/29)